勃起不全治療薬とは「一時回復させる薬」です

ED治療薬の働き

ED治療薬で性欲は高まらない

バイアグラ、レビトラ、シアリスなどの勃起不全(ED)治療薬は、即効性のある薬としてED治療で頻繁に用いられています。しかし、ED治療薬には、性欲を促したり強制的に勃起させたりする力はありません。ED治療薬は、勃起を阻害する物質を抑えることで、勃起を維持させるための薬なのです。

ED治療薬は対症療法

ED治療薬とは、正確にはPED5阻害薬といって、勃起を妨げるPED5という酵素の働きを抑える働きがあります。つまり、ED治療薬とは陰茎を勃起させる薬ではないのです。ED治療薬は服用から短時間で効果が表われますが、服用したからといって性欲が高まるわけでも自分の意志と関係なく勃起が起きるわけでもありません。性的刺激を脳が感じない限り、バイアグラやレビトラなどの薬を飲んでも勃起しないことに注意してください。ただ、一度勃起すれば、ED治療薬の成分によって陰茎海綿体に充満した血液が留まるため、中折れしなくなるという効果があります。EDにもさまざまな症状がありますが、勃起が持続しない俗にいう中折れも代表的な症状です。一度中折れを経験すると、その後の性行為でも「また萎えるかもしれない」という不安が性行為への自信を失くし、それが心的ストレスとなってますますEDの症状を強めるという悪循環に陥ってしまいます。ですので、中折れに悩むED患者にはバイアグラやレビトラのようなED治療薬は最適な治療法と言えるでしょう。

効果は一時的

ED治療薬は勃起力を維持させる働きがありますが、服用を止めると元の状態に戻ってしまいます。心因性のEDの場合、ED治療薬で性行為に自信を付けることで、自然に勃起できる状態に回復する可能性は高いですが、そうではない場合は勃起力の回復の効果は一時的なものです。そもそも性欲を感じず勃起しないという人には効果が出ない可能性が高いですし、身体的な障害が原因の場合はED治療薬では改善しないこともあります。

ED治療の根治法

要因を根本から除去する

ED治療のベストな方法は、EDを引き起こす要因を根本から除去することです。性行為への不安や緊張がストレスとなり勃起不全を引き起こす心因性EDの場合、その不安や緊張を取り除くことが根本治療となります。そのためには、カウンセリングなど心理療法が必要になることもあるでしょう。生活習慣病が引き起こすEDの場合は、そのもととなる生活習慣の改善がEDからの回復には不可欠なのです。